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ポルシェ911 GT3 Rが2位を獲得IMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ、第8戦、エルクハートレイク/米国

米国. ポルシェ AG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:Dr.オリバー・ブルーメ)のニュー ポルシェ911 GT3 Rが、歴史のあるウィンスコンシン州エルクハートレイクのロード・アメリカサーキットで開催されたIMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ第8戦のGTDクラスで2位を獲得しました。

市販のスポーツカーである911 GT3 RSをベースにGT3カテゴリーに準拠して開発された、最高出力500PSのカスタマーレーシングカーのコックピットを、ポルシェのワークスドライバーであるイェルク・ベルクマイスター(ドイツ)がパトリック・リンゼイ(米国)とシェアしました。このペアは今シーズンのデトロイトのレースでも、米国ポルシェ カスタマーチームであるパーク・プレイス・モータースポーツの911 GT3 Rを駆って、2位を獲得しています。

5つの自動車メーカーが競う激戦カテゴリーであるGTLMクラスでは、ポルシェ ノースアメリカファクトリーチームのポルシェ 911 RSRが、最後5分を残すところまで、表彰台に向かって走り続けてきました。IMSAスポーツカー選手権の今シーズンで最も注目されるレースで、クルーはサーキットでのテスト、練習走行、予選を通して得られた見識を完璧に実行してきましたが、終盤のコーションの場面を経て、すべての希望は打ち砕かれました。優勝を目指して戦っていたポルシェ 911 RSR(911号車)のニック・タンディ(イギリス)は、コースから押し出されました。ペアを組むIMSA GT現チャンピオンのパトリック・ピレ(フランス)が巧みなスタートを切ってリードを保ってきましたが、最終的には7位の結果に終わりました。チームメイトのアール・バンバー(ニュージーランド)/フレデリック・マコヴィッキ(フランス)組も序盤に先頭集団に加わっていましたが、終盤のドラマチックな展開の後に表彰台を逃し、彼らの911 RSR(912号車)は4位でゴールしました。

レース後のコメント
マルコ・ウジャーシ、GTモータースポーツ総合プロジェクトリーダー:「全て思い通りにいった、すばらしいレースでした。スタート直後からプレッシャーをかけ、一貫して速いペースで周回できました。計画は全てうまく機能しました。表彰台も可能だったと思います。終盤のコーション場面の後、1位グループに近づいたニックは、優勝を賭けて大胆なオーバーテークでリーダーを攻めたてましたが、残念ながらそこには車3台が並べるだけの十分なスペースがありませんでした。表彰台まであと一歩のところでした。しかし、全体的にこのレースでは希望の光が見えました。私達は戦いを続けます。カスタマーチームのパーク・プレイス・モータースポーツの皆さん、GTDクラスの2位の獲得おめでとうございます。」

パトリック・ピレ(911 RSR #911):「非常に激しいレースでした。フラッグ直前のニックの動きはすばらしかったです。優勝は目前でした。彼は確実にポジションを維持しましたが押し出されました。とにかく、全員がこのレースを誇りにしていいと思います。パフォーマンスの面で大きな進歩がありました。もちろん改善は必要ですが、今回の経験は次のレースに必ず生かすことができます。」

ニック・タンディ(911 RSR #911):「ゴール直前で表彰台を逃して本当に残念です。レース全体で接触が多くて本当にタフでした。終盤のコーション場面の後は、フォードとフェラーリと私の間にはほとんど紙1枚のすきまもないぐらいでした。優勝に向かって意欲を高めていましたが、スピンという結果に終わりました。しかし多くのプラス面があり、練習、予選、決勝へとすばらしい走行ができました。チームがリードをしたことで、私達の方向性が正しいことが証明されました。」

アール・バンバー(911 RSR #912):「このレースで進歩しましたが、パフォーマンスにはまだ改善の余地があります。表彰台も可能でしたが、このような結果に終わって残念です。バージニアに向けて頑張ります。」

フレデリック・マコヴィッキ(911 RSR #912):「全体的には良いレースでした。諦めることなく、今回得たすばらしい経験を次に生かします。このクラスは競争が激しいのでチャンスを得るには限界で走らなければなりません。それにしてもライバルは押しが強すぎます。容赦はありません。」

イェルク・ベルクマイスター(911 GT3 R #73):「ハードなレースでした。思いがけず表彰台に立つことができて夢のようです。終盤には4位で妥協しそうになりましたが、前を走る2台のアウディにミスがあったのでそこを狙いました。」

IMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ第9戦は、8月28日に米国バージニア州オールトンのバージニア・インターナショナル・レースウェイで開催されます。

レース結果
GTLMクラス

1. ギャビン/ミルナー(イギリス/米国) シボレーコルベット 70周
2. ブリスコー/ウエストブルーク(オーストラリア/イギリス) フォードGT 70
3. エドワーズ/ルハー(米国/ドイツ) BMW M6 70
4. バンバー/マコヴィッキ(ニュージーランド/フランス) ポルシェ 911 RSR 70
5. フィジケラ/ビランダー(イタリア/フィンランド) フェラーリ488 GTE 70
6. マグヌッセン/ガルシア(デンマーク/スペイン) シボレーコルベット 70
7. ピレ/タンディ(フランス/イギリス) ポルシェ 911 RSR 70
8. オーバーレン/ヴェルナー(米国/ドイツ) BMW M6 69
9. ハンド/ミューラー(米国/ドイツ) フォードGT 67

GTDクラス

1. ブリークモーレン/キーティング(オランダ/米国) ダッジバイパー GT3 69周
2. ベルクマイスター/リンゼイ(ドイツ/米国) ポルシェ 911 GT3 R 69
3. ニールセン/バルザン(デンマーク/イタリア) フェラーリ488 GT3 69
4. ラリー/ポッター(米国/米国) アウディR8 69
5. リデル/デービス(イギリス/米国) アウディR8 69
11. C.マクニール/ミューラー(米国/ドイツ) ポルシェ 911 GT3 R 69
12. ファルンバッハ/リベラス(ドイツ/スペイン) ポルシェ 911 GT3 R 69
13. D.マクニール/ジャネット(米国/米国) ポルシェ 911 GT3 R 69

GTLMクラスポイント順位(全11戦中第8戦時点)
ドライバー部門

1. ミルナー、ギャビン コルベット 264ポイント
2. ブリスコー、ウエストブルーク フォード 251
3. ガルシア、マグヌッセン シボレー 223
4. フィジケラ、ビランダー フェラーリ 220
5. バンバー、マコヴィッキ ポルシェ 219
5. オーバーレン、ヴェルナー BMW 219
6. ハンド、ミューラー フォード 209
7. ピレ、タンディ ポルシェ 204
8. エドワーズ、ルハー BMW 192

マニュファクチャラー部門

1. シボレー 262ポイント
2. フォード 249
3. ポルシェ 237
4. BMW 234
5. フェラーリ 230

チーム部門

1. #4 コルベットレーシング 264ポイント
2. #67 フォードチップガナッシレーシング 251
3. #3 コルベットレーシング 223
4. #25 BMWチームRLL 220
4. #62 リシ・コンペティツィオーネ 220
5. #912 ポルシェ ノースアメリカ 219
6. #66 フォードチップガナッシレーシング 209
7. #66 フォードチップガナッシレーシング 209
8. #100 BMWチームRLL 192

<本件に関する読者からのお問い合わせ先>
ポルシェ カスタマーケアセンター 0120-846-911
ポルシェ ホームページ (http://www.porsche.co.jp)

<本件に関する報道関係の方のお問い合わせ先>
ポルシェ ジャパン株式会社
広報室/塚原 久 木内洋治
〒105-6329 東京都港区虎ノ門1丁目23番1号 虎ノ門ヒルズ森タワー29階
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2016/8/10