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ポルシェ911 RSRが1-2フィニッシュを飾るIMSAウェザーテックスポーツカー選手権第10戦、オースティン/アメリカ

ドイツ. ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:Dr.オリバー・ブルーメ)のポルシェ ノースアメリカ ファクトリーチームのポルシェ911 RSR(カーナンバー 912 )をドライブするアール・バンバー(ニュージーランド)/フレデリック・マコヴィッキ(フランス)組が、オースティン(テキサス)で行われたIMSAウェザーテックスポーツカー選手権第10戦のGTLMクラスで見事優勝しました。続く2位を獲得したのは、同じくポルシェ ノースアメリカ ファクトリーチームのポルシェ911 RSR(カーナンバー 911)のパトリック・ピレ(フランス)/ニック・タンディ(イギリス)組です。ポルシェは5つのメーカーによって争われるGTLMクラスで、ワン・ツーフィニッシュを果たしました。スポーツカーのアイコン、ポルシェ911の第7世代をベースにヴァイザッハで開発された470PSを誇るレーシングカーであるポルシェ911 RSRがアメリカのレースで優勝するのは、ロングビーチ以来今シーズン2度目です。

最高気温が35度に達する中、カーナンバー911のパトリック・ピレは素晴らしいスタートを見せます。IMSA のGTカテゴリーチャンピオンであるピレはオープニングラップでフォードを抜いてポジションアップし、トップを行くフェラーリに次ぐ2位につけました。もう一方のカーナンバー912を駆るフレデリック・マコヴィッキもスリップ ストリームを有効に使い、ライバル達をパスしていき3位に浮上します。スタートから間もなくして、2台の911RSRは表彰台を狙えるポジションでレースを進めることに成功します。

最初のストップで、ピレは第3戦ロングビーチで優勝を果たしたニック・タンディにステアリングを託します。27周目、タンディはトップに立った時、もう1台の911RSRに乗るアール・バンバーは3位を走行していました。35周目に再びフェラーリがトップを奪い返しますが、911RSRは背後からプレッシャーを掛け続けます。2時間40分のレースが残り25分に差し掛かる頃、フェラーリは想定外のピットストップを余儀なくされ、今シーズン最も高い気温のもとで行われたレースのリーダーをポルシェに譲ります。レース終盤、バンバーはトップを走るチームメイトのポルシェをオーバーテイクして、そのまま優勝しました。バンバーとマコヴィッキは、北米大陸で開催される最も重要なスポーツカーレースにおいて今シーズン初優勝を果たしました。

レース後のコメント
ポルシェモータースポーツGT部門のトップ、Dr.フランク=シュテッフェン・バリサー:「信じられないほどエキサイティングなレースでした。激しいバトルにおいて、タイヤが大きな役割を担っていました。フェラーリの不運が私達に有利に働きましたが、チェッカーまでクリーンなレースを戦いました。難しいコンディションで素晴らしい仕事をしてくれたドライバーとチームが勝利の要因です。この勝利は喜ばしいものです」。

パトリック・ピレ(911 RSR、カーナンバー911):「ポルシェにとって素晴らしいレースでした。十分に余裕を持ったラインでフォードをパスした後は、全く問題なく走りました。クルマはシーズンを通して大幅に進化しています。今日のような厳しい状況でも911 RSRのアドバンテージを大いに発揮することが出来ました」。

ニック・タンディ(911 RSR、カーナンバー911):「完璧なレースでした。フェラーリを除き、レースをコントロール出来ました。チームメイトであるカーナンバー912を祝福したいと思います。彼らの走りは勝利に値します。私達も表彰台に戻れて嬉しい限りです」。

アール・バンバー(911 RSR、カーナンバー912):「今日はチーム全員が勝者です。911 RSRはこの厳しい状況で最も安定したクルマでした。ワン・ツーフィニッシュはポルシェにとって最高の結果です」。

フレデリック・マコヴィッキ(911 RSR、カーナンバー912):「911 RSRは今日、最も速いクルマではありませんでしたが、レース全般において良いペースで走り続ける事が出来ました。シーズンが始まって以来の努力が、ここで実を結びました。ロードアトランタでのシーズン最終戦に向けて、モチベーションを高めていきます」。

IMSAの2016シーズン第11戦(最終戦)は10月1日にジョージア州のロードアトランタにて開催予定です。

レース結果
GTLM クラス

1. バンバー/マコヴィッキ(ニュージーランド/フランス)組 ポルシェ911 RSR 74周
2. ピレ/タンディ(フランス/イギリス)組 ポルシェ911 RSR 74周
3. マグナッセン/ガルシア(デンマーク/スペイン)組 シボレーコルベット 74周
4. オーバーレン/ヴェルナー(米国/ドイツ)組 BMW M6 74周
5. ギャビン/ミルナー(イギリス/米国)組 シボレーコルベット 73周

GTLMクラスポイント順位(全11戦中第10戦時点)
ドライバー部門

1. ギャビン、ミルナー シボレー 314 ポイント
2. ブリスコー、ウエストブルーク フォード 303
3. マグナッセン、ガルシア シボレーコルベット 290
4. バンバー、マコヴィッキ ポルシェ 286
5. オーバーレン、ヴェルナー BMW 275
6. フィジケラ、ビランダー フェラーリ 269
7. ハンド、ミューラー フォード 268
8. ピレ、タンディ ポルシェ 263

マニュファクチャラー部門

1. シボレー 329 ポイント
2. フォード 309
3. ポルシェ 302
4. BMW 288
5. フェラーリ 282

チーム部門

1. #4 コルベットレーシング 314ポイント
2. #67 フォード チップガナッシレーシング 303
3. #3 コルベットレーシング 290
4. #912 ポルシェ ノースアメリカ 286
5. #25 BMW チーム RLL 275
6. #62 リシ・コンペティツィオーネ 269
7. #66 フォード チップガナッシレーシング 268
8. #911 ポルシェ ノースアメリカ 263
9. #100 BMW チームRLL 241

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ポルシェ カスタマーケアセンター 0120-846-911
ポルシェ ホームページ (http://www.porsche.co.jp)

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2016/9/21