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ポルシェ カレラカップ ジャパン2017 第3~4戦(富士)予選

小山町. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:七五三木 敏幸)とポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2017シリーズ第3戦と第4戦「モービル1チャレンジ」の予選を富士スピードウェイ(静岡県)で2017年5月3日(水・祝)に開催いたしました。

ポルシェ カレラカップ ジャパン 2017 第3-4戦(富士)予選レースレポート
天候:晴れ 路面:ドライ 気温:20度 路面:32度(セッション開始時)

2017年シーズンも岡山国際サーキットで幕を明けたポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)は、約1カ月のインターバルを経て今回の富士大会を迎えた。富士スピードウェイでのレースは、5月、6月、8月と3大会連続で開催されるため、その最初となるこの大会は今後の流れをつかんでいくためにも重要な意味を持っている。予選前日に行われた専有走行では、ジェントルマンクラスの#9 武井真司が若手ドライバーを抑えて総合トップタイムをマークしており、公式予選でもポールポジションを獲得できるか注目された。

今回の富士大会は、ゴールデンウィーク開催のため公式予選は祝日の水曜日に行われた。朝から晴天に恵まれ、11時25分から30分間の公式予選がスタート。各車コースインして早い段階からタイムアタックを開始するが、第1~2戦で2連勝を飾った#89 三笠雄一は早々とピットに戻り、そのまま留まる。マシントラブルが発生したかと思われたが、決勝へ向けてのタイヤ温存作戦に出ていたのだ。
「昨日の専有走行の感触から、タイヤをセーブして後半にアタックをかけたのですが、うまくまとめることができず3番手スタートになってしまいました。でも、ニュータイヤを温存できたので決勝はアドバンテージがあると思っています」と#89 三笠は予選を振り返る。

セッション後半でトップタイムをマークしたのは富士で巻き返しを狙う昨年のジェントルマンクラスチャンピオンである#7 星野敏。#7星野は「早い段階で1分42秒台を出すことができましたが完璧な状態ではなかったので、2セット目でタイムアップを狙ったのですが……」と悔しがり、最終的に4番手スタートとなる。

この2人を上回るパフォーマンスを見せたのが、リザーブドライバーとして今回の富士大会に出場する#23 フィリップ・ハンプレヒトだ。#23 ハンプレヒトはPCCA(ポルシェ カレラカップ アジア)に参戦中のドライバーで、初走行となった富士のコースを果敢に攻め、PCCJコースレコードを更新する1分42秒087をマーク(従来のコースレコードは1分42秒716)。このタイムは参戦ライバルや関係者を驚かせたが本人は、「もっとタイムアップを狙えたが、他のクルマに引っかかってしまった。でも、ポールポジションを獲得できて嬉しいよ」と語る。決勝では「当然、優勝を狙っていく」とポール・トゥ・ウイン宣言も飛び出した。

予選5番手となった2017年PCCJスカラシッププログラムドライバーの#17上村優太は「マシン、ドライビングともにうまくまとめることができませんでした。でも、決勝ではスタートを決めて一つでも上を狙っていきます」と力強く語る。

ジェントルマンクラスでトップタイムをマークしたのは、2015年のジェントルマンクラス王者であり第1~2戦で2連勝を飾った#9武井真司だ。しかも、1分42秒568と予選総合でも2番手に入る活躍を見せ、ジェントルマンクラスのコースレコードを更新。「タイヤ2セット目の温め方を変えことがタイムアップに繋がり、初めて1分42秒台を出すことができました。決勝は変な欲を出すよりも、自分のペースで走って上位グループに付いていき、結果が出せればと思っています」こう語る#9武井だが、やはりジェントルマンとしては初となる総合優勝も視野に入れていることだろう。

ジェントルマンクラス予選2番手となった#24 Go MAXは「今日はクルマのセットがうまく決まりました。決勝では課題のスタートをうまく決めたいですね」と語る。予選3番手の#25 内山清士は「タイヤがグリップして自己ベストタイムを更新することができました。一つでも上を目指します」とコメントした。
今回もジェントルマンクラスは僅差に数台がひしめいているため、決勝では激しいバトルが展開されるだろう。

果たして、#23 ハンプレヒトのポール・トゥ・ウインか、#89 三笠の3連勝か、または武井がジェントルマンクラス初の総合優勝を果たすのか。見どころが多い第3戦の決勝レースは3日16時25分〜、第4戦「モービル1チャレンジ」は4日11時〜、両日15周で争われる。

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2017/5/3